2014年8月19日火曜日

プロジェクト12日目:最終報告会

こんにちは、またまた夏希が担当します。

今回で活動報告は最後。今日のブログは最終報告会についてです。

報告会は、オープンイベントで、JICA東京の体育館にて8月16日(土)14~17時に行われました。

昨日から(人によっては)夜を徹してプレゼン・ムービーを作成し、事前研修のときから練習を続けてきたソーラン節、復興応援ソング「花は咲く」の4か国語合唱の最終確認をしていよいよ最後の一大イベントを迎えました。



会場には、プロジェクトをご支援くださった方々に留まらず、前年度までのプロジェクト参加者や春に行われたイスラエル・パレスチナへのスタディツアー渡航者、また今回のプロジェクト参加者のご家族やご友人まできてくださり大盛況となりました。

14時に開会すると、主催NPOの理事長挨拶を経て、活動報告のプレゼンテーションです。私を含むプレゼンテーション班の総勢6名でみんなの活動の様子が伝わる写真をピックアップし(プロジェクト中ずっと素敵な写真を撮り続けてくれたはるか①に大感謝!)、日本語のスライドショーは私とてっちゃん(鉄矢くん)で作成しました。

つづいて、イスラエルのガル、パレスチナのディマ、日本の天地くん&はるか②によるスピーチ。それぞれが二週間の感想を自分の言葉で発表し、成果を報告しました。

短い休憩の後は、はるか①とマイスの力作ムービーを鑑賞。8月5日のプロジェクト開始日に東京駅でイスラエル・パレスチナの子たちに初対面する瞬間から素敵な動画が記録されていて、みんないろいろなことを思い出しながら見ていたと思います。

本当に、光陰矢のごとし。写真と動画で振り返るとあんなこともあったね~とかこんな面白い瞬間があったなぁって思い出すことができ、中身の詰まった二週間がフラッシュバックしました。

その後、来場者の方に4グループに分かれて頂き、そこにプロジェクト参加者が振り分けられます。日本人、イスラエル人、パレスチナ人が各グループに最低一人ずつ入るようになっており、来場者の方からの質問やコメントを、日本人が通訳しつつ20分間ほど交流しました。

私のいたグループでは、「母国では家族は安全なのか?」や、「プロジェクト中、喧嘩することはなかったのか?」等の質問があり、イスラエルのニクソンとパレスチナのディマがそれぞれ熱心に答えてくれました。私個人として、この交流は非常に素敵な時間だったと感じます。来場者の方にも、このプロジェクトを少しだけ体感していただけたのではないでしょうか。


中東のお菓子を囲んでの歓談&休憩タイムのあとは、ソーラン節です!(私にとっては最大の山場!)



実は、もともと日本人7名の予定でしたが、鉄矢君が都合により報告会に参加できなくなってしまったことから直前(本当に、前日の夜。笑)にイタリア人スタッフのステラに頼み込んで助っ人をしてもらったのです!もともと体操選手のステラは完璧に仕上げてくれました!ありがとう!

(最後の決めポーズ!左から二番目がステラ。一番背の低い私は一番上!)

さらにそのあと、日本語・英語・アラビア語(パレスチナ人の母国語)・ヘブライ語(イスラエル人の母国語)での震災復興応援ソング「花は咲く」の合唱、さらに会場全体を巻き込んでの盆踊りというプログラムで全行程が終了です。



報告会を通し、本当にたくさんの方に支えられて実現したプロジェクトであったことを再確認することができました。また、スタッフであるヤクーブが「プロジェクト直前まで実施が危ぶまれ、中止すべきだという意見もあった中でなんとか実現に漕ぎつけた。始まってみると大人が心配したような喧嘩は一つもなく、本当に例年を超える親しいグループだった」というスピーチをしていたのを聞き、この恵まれた機会を当然のこととして捉えず、今後にどう生かしていくかを考えようと思いました。

夜は、みんなで中華料理屋さんに行き、フェアウェルパーティー。

(プレゼントをもらってテーブル越しにハグを交わす天地くんとワシーム)

この日は深夜までこっそり部屋でおしゃべりし(笑)最後まで別れを惜しみました。早朝5時30分にJICA東京を出発したニクソン・ディマ・マイスの三人を見送り、翌日は残りのメンバーで最後の朝ごはんを食べて解散。

あーあ、終わっちゃうんだっていう寂しい感覚と、またすぐ会えるよねっていう淡い期待が胸の中でぐるぐるしながら帰途につきました。

活動報告の記事はこれで以上になりますが、今後一人一人の所感を書き表しますのでそちらもぜひご覧ください。ひとまず、ご支援、ご声援、どうもありがとうございました。