2014年8月28日木曜日

プロジェクトを終えて


ハルカ(1)です。

もうプロジェクトが終わって10日もたったなんて!楽しい時間は刹那的に過ぎ去っていきます。。プロジェクト後、私は睡眠不足と精神的疲労で燃え尽き、2日ほど燃えカスと化していました。やっと回復し、居住地大阪に戻り、お仕事したりしております。

プロジェクト中は、カメラマンを担当した私は自分の頭の中を整理する暇もなく、写真の撮影編集発信に追われていました。(ブログもありましたし...!)
報告会までの写真を整理し、それを参加者と共有し、NPOのFBページで発信し、報告書のための参加者レポートを書き、とプロジェクト後の作業もおわり、やっとじっくり写真を見て思い返し、自分の内面と向き合うことができたような気がします。
今日は、少しだけ私の目からみたプロジェクトについてシェアさせてください。






●ボランティアをするということ、そしてなにげない日常の大切さ。
今回私たちは、短い滞在の中で、様々な場所を訪れ、様々なことを少しずつ体験させていただきました。ですから、大きな声で、私たちはボランティアとして被災地に貢献した!とはいう自信がありません。しかし、この経験は「なにかを無償ですること」ということについて私に考えるきっかけをくれました。

私のムービー作りの相棒Maisが、最後のシェアリングタイムに言いました。
「これからもっとボランティア活動に関わりたいと思う。もちろん何も求めずに。私たちは、ボランティアができるほどに恵まれているのだから...」
その言葉は、私の心に直接飛び込んできて、ぐさりと刺さり、そのまんまです。何かをボランティアでする余裕があるというのはとても恵まれていて、その事実に感謝すべきなのではないか。今回の大槌町訪問で私たちはごく平穏な日常生活を享受するありがたさを再認識させられたはずで、その気持ちを忘れるわけにはいかないなと思います。






●もはや他人事ではないイスラエル・パレスチナ問題。
イスラエル・パレスチナ問題が他人事でなくなった、という事も挙げたいとおもいます。ツアー後にも参加者同士では連絡をとりあっており、ある日帰国したメンバーから、「自分のすむ町にミサイルが2発落ちた」とSNSに書き込みがありました....。もうそれを見た瞬間、心配でいてもたってもいられなくなった。これが、NPOの代表・井上さんの言う「他人事ではなくなる」感覚でしょう。
あの人がそこにいるもし一緒に時間をすごした彼・彼女がもし事件に巻き込まれたら、、、と思うとそれだけで苦しくなります。この感覚が世界の平和をすこーし後押しするんだと思います。そして、他人事でない感覚を持つと同時に、ああ、彼らは毎日このような思いを抱えて生きているんだと思い知りました。現地に行っていないのでその緊迫した状況は実感としてとらえることはできませんが、何気ない会話の片鱗に日本と現地の状況のギャップの描写が見て取れることもありました。人は誰でも、自分の愛する人を守りたい、幸せでいてほしいと願うものです。それを達成するために、暴力・武力を用いずに闘うことが当然である世の中が来ることを願ってやみません。





●仲間たち
もう、最後の青春タイムなんではないかと思うほど仲間たちと密な時間をすごしました。自分がこの年になって本気でソーラン節を踊ることになるとは思わなかったし、日本人にとってはストレートで少々過激な中東流の愛情表現のハグ合戦をしながら、みんな本物の笑顔で過ごした日々でした。皆日本にやってきて、心底楽しんだ様子が見て取れて、こちらもうれしくなりました。
日本人メンバーは、皆イスラエル・パレスチナの参加者に楽しんでもらおうと精一杯心を砕いていた様子がよくわかりました。日本人同士は、文化の差に悩み、時には間を取り持つ役柄として悩むことでお互いの連帯意識が強くなったように思います。誰も陰口なども言わず、助け合いを尊ぶ成熟した仲間達です。今回は、あらかじめ内輪での学びだけでなく、外部への発信もしようということで、ブログも交代で書いていました。それに関しても、みな協力的で、いいメンバーが集まったな、と今更しみじみと感じる次第です。
また、サポーターの皆様も仲間、と加えさせてください。皆様のお力添えがなければプロジェクト自体が成り立たなかったのですから。今回のプロジェクトは、NPO的には金銭的な工面 で苦労したらしく、しかしクラウドファンディングを行い、無事成功、プロジェクトもそのおかげでつつがなく行われました。感謝するばかりです。
今回クラウドファンディングにReadyfor?のページにも、NPOから報告があがっていますので(こちら)どうぞご一覧ください^^






●おまけ:クリエイティブ好き放題

私は皆の写真を撮り、皆の体にヘナを描きまくり(メヘンディともいう、植物の色素で2週間だけ肌に着色されるインドや中東のインスタントタトゥです^0^)

クリエイティブ精神を好き放題発揮させていただける環境で存分に走り回ることができて本当に楽しかったです。ポジティブなエネルギーとストレスの少ない環境のおかげで、ツアー後半はほんとにお肌つるつるでした。




キラキラした日々とは、こういう時のことを言うんだな、と今思い返してみて感じます。

自分よりうんと若い高校生から井上さんのような大人まで、こんな多様なメンバーと共同生活し、思考を分かち合い、うれしい経験も悲しい感情も共有できたことは一生の糧になると思います。


以上、長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。








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